親のダメ出しが自己否定感の強い子を作りそれが原因でうつ病になる。

こんにちは。渡部です。

今回はうつ病の根本的な本当の原因のお話をしたいと思います。

「うつ」になる直接のきっかけは、

「リストラや経済的破綻などの社会的なストレス」や、

「職場や家庭の人間関係によるストレス」です。

 

ストレスに対処しきれなくなって、うつ病になってしまうのです。

しかしですね、

ストレスに対処できる人もいるわけです。

対処できる人と対処できない人の基盤の違いは、

実は親子関係にあります。

 

どういう親か、どういった育てられ方をされたかによって

うつになりやすい考え方が作り出されます。

 

うつ病になる人はうつになりやすい考え方をする傾向にありますね。

その考え方は親によって作られます。

作られるというより、

”刷り込まれる”

といった方が正しいかもしれません。

 

うつになりやすい考え方は単純で、否定的な考え方。

具体的には、

「自分は生きている価値がない。いてもいなくても、どうでもいい存在である」

など自分のことを価値のない存在だとみなします。

 

今回のテーマはなぜこのような考え方作られるのかということです。

 

では現在弁護士のAさんの場合を例に挙げてみましょう。

Aさんの母は「いい成績」「いい学歴」「いい地位」にしか

価値を認めない人でした。

Aさんは中学受験をして、名門中学に合格。

大学受験でも難関と言われる大学の法学部に進学しました。

どちらも自信はなかったといいます。

合格をしたことで自分に自信を持つことが出来たのかというと

そうならなかったのですから不思議です。

 

自信が無いというのは、肩書をとっぱらった自分に対してのものです。

自分自身を好きになれないのです。

ですが、Aさんの頭の中では

”なんとしても司法試験に合格して弁護士にならなくてはならない”

というしっかりとした刷り込みがなされていたのです。

Aさんの母による刷り込みです。

 

Aさんは母の望み通り司法試験に合格し、無事弁護士になります。

ただ合格したは良いものの弁護士としてやっていく自信はありません。

弁護士としてやっていく自信を持てない自分を

「ダメな奴だ」

と自分で否定してしまいます。

 

勉強をしていないと、不快罪悪感にとらわれるのです。

そのマイナスな感情は

「勉強をしない、できない自分なんて生きている価値がない」

というさらなる自己否定につながってしまうのでした。

 

うつ病の方や、うつの症状が出ている方は

皆さん同じように「自己否定観念のとりこ」になっています。

 

こういった方の幼少期やAさんの幼少期は似通ったところがあります。

 

子供のころから親に、

「何をやってもダメなんだから!」

とか、ほかの子や兄弟と比べられて

「どうしてあなただけ成績が悪いの!!」

など自分の欠点やマイナス点ばかり指摘され、怒られ続けたら子供は自分自身をどのように評価するでしょうか。

 

自分に自信も自尊心も持てず

「自己否定感」に溢れた人間に育つでしょう。

 

自己否定感にあふれた人間が成長して社会にでるとどうなるでしょう。

 

逆境に置かれたとき、何も出来ない自分に対し、

強く自分を責め、自責の念ばかりにとらわれるようになります。

 

自分のことが嫌いなんです。

自分のことが嫌いな人が、逆境を跳ね返そうという意欲がわくでしょうか。

強い意志で行動できるでしょうか。

 

なかなか厳しいものがありますよね。

 

今回は少し暗い話になってしまいましたね。

ですが、あなた自身のうつ病の本当の原因がどこにあるのか、

ということが分かるヒントになったかもしれません。

 

自己否定がうつ病の根底にあります。

それは幼少期のころから刷り込まれた自己否定の可能性が高いという話でした。

 

ではこうなってしまったら終わりでしょうか?

 

終わりではありません。

人は簡単には変われませんが、

少しずつ少しずつ前向きに進んでいけば絶対に良い方向に変われます。

 

他人の意見に左右されずに自分の意志で、自分のやりたいことをしっかりとやる生活を送れるようになります。

 

何をすればうつが解決するか、というと、

「自分を認めて、自分に自信を持つことができる」

この状態になれば間違いなくうつ病は治ります。

 

そのために僕たちは小さな一歩を踏み出すことや仲間を作ることを大事にしているのですが、

それはほかの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。

 

断言しますが、うつ病は絶対に治ります。

 

あなたがうつ病になっている原因を改善する事でうつ病は治ります。

改善するために自己肯定感を強くする必要がある。

自己肯定感を強くするために、小さな一歩を踏み出す必要があります。

軽い散歩や数ページの読書、軽い筋トレ、ちょっとした事へ感謝する癖付けなど、本当に本当に小さな一歩であったとしてもそれはあなたが今後変わるための大きな進歩となります。

 

うつ病の症状が少しでも良くなって行くことを願っています。

 

少しずつで良いので一歩ずつ進んでいきましょう。

 

では。

 

 

 

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