うつ病を克服するために考えなくてはならない抗うつ薬の話。

こんにちは。渡部です。

 

いきなりですが、僕は抗うつ薬に肯定的な考えを持っていません。

本当に苦しくどうしようもない初期段階であればまだ良いですが、長期的に見て飲み続けるのは良くないと考えております。

 

一般的に言えば、抗うつ薬には副作用があります。

というより、「副作用がない抗うつ薬はない」

といったほうが正しいでしょう。

 

たとえばSSRIは、不眠、不安、焦燥感、音や接触などの刺激に過敏になってしまう、衝動的に何かをしたくなることの増進、自傷や自殺の考えが高まること、などの副作用が報告されています。

副作用はよく言われることですが、これらの面からも僕は抗うつ薬に対しては否定的です。

 

ただそれ以上に抗うつ薬のよくないところがあるんです。

それは、根本的な原因を隠し、症状を消してしまうこと。

うつの症状の代わりに副作用が出ることです。

 

本来うつ状態とは、ストレスを受けて体が声を上げていることのサインなのです。

言い換えると、「これ以上無理をし続けてはいけない」と体が発する警報です。

 

ところがここで抗うつ薬を服用するとどうでしょうか。

いろいろな種類の薬がありますが、いずれも落ち込んでいる気分を無理矢理高めようとするものです。

強制的に高めようとします。

 

するとどうなるか。

 

表面的には落ち込んでいる気分が回復します。

人によっては気分が急に高揚してテンションが上がるんです。急激にテンションが上がって今まで抑えていた気持ちが爆発し暴力的になってしまうこともあります。

 

いずれにせよ、症状が一時的に和らぐだけであり、体からの警報を無理矢理止めたにすぎないのです。

 

火事の時を考えてみてください。

火が上がり煙が充満すると警報が鳴り始めますよね。

その時、「うるさい!」と言って警報機をまず止めますか?

火災ならまず消火しなくてはならないでしょう。

 

火災を放っておいて、警報を止めてしまうのが、うつ病でいうと薬を飲んで、症状を一時的に消してしまうことです。

これを続けていると取り返しのつかないことになってしまうのは簡単に想像できますよね。

 

火災になったら火を消すために動きます。

同じように、うつ病はうつになった原因を突き止めて改善しなくてはならないのです。

体からの警報を止めても、うつ病が根本治療されたわけではないんです。

 

薬を飲み続け、警報を無理矢理止めていくと、だんだんとその音(症状)が大きくなります。

ここで精神科医はどうするか。

薬をどんどん増やすのです。

これをしていてはうつ病の根本治療はどんどん遠のいていきます。

さらに薬が増えれば増えるほど依存体質になり、薬を手放すことがどんどん怖くなります。

薬を飲み続けていた人が急に薬をやめると非常に苦しい思いをします。苦しい思いをした結果薬に戻ってしまい、さらに依存するという悪循環が怒ってしまいます。

薬をやめたいのであれば、少しずつ少しずつ意識的に減らして行くことが大切です。

(薬を今すぐキッパリやめろと言うわけではありません。)

 

もう一度言いますが、うつ病の症状は体からの警報です。

この警報が発されているときこそ、自分の人間関係や考え方を見直すチャンスです。

 

薬を飲み続けると、そのチャンスを何度も逃すことになり本当にもったいないのです。

 

僕が薬に否定的な理由がある程度分かっていただけたと思います。

 

大切なことは、自分の人間関係やうつになりやすい考え方を見直すことです。

毎日ちゃんと薬を飲むことではありません。

 

あなたのうつ改善のためにこれらの事を頭において過ごしてください。

うつ改善方法についてはこのサイトで紹介しています。

 

では。

 

 

 

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