精神科医にとって患者が治るかどうかはあまり問題ではない。

こんにちは。渡部です。

僕はこのサイト内で

「精神科医は心の専門家ではない」

と言っています。

今回はそれよりもう一段階も二段階も上の話をします。

 

「医者は人の心がわからないんだ」

と言われてしまう、想像されてしまう理由はなんなのかという話です。

 

あくまでも一般論ですので、ありえないと思う方もいらっしゃるでしょう。

そういったことを承知の上でお話しします。

ではスタート。

 

今の社会において、どのような人が医師になっているか考えたことはありますか?

それはIQが高くて、受験勉強ができた人です。

現代は学歴社会と言われていますね。

簡単に言えば高学歴が得をする社会です。

 

最近になって学歴が重視されなくなっているという声もありますが、

それはいったい本当でしょうか?

いずれにしても、東大、京大、医学部はすごい、偉いという学歴信仰はあります。

医学部は別格だ、なんてこともよく言われますね。

 

医学部に入る人は、

小さいころから一生懸命勉強をして、

受験戦争を勝ち抜き、

難関の医学部に合格し、

医師になります。

 

ではなぜ医学部を目指すのでしょうか。

その理由としてはお金が良さそうというのもありますが、

「親がそう望むから」

ということが挙げられます。

 

親が「社会的ステイタスがあることが偉い」、「お給料をたくさん貰っている人のほうが偉い」

という固定観念を強く持っているのです。l

だから親の言うことをよく聞くいい子が小さいころから一生懸命勉強をしてきた人が医師になるのです。

 

加えて医師の大半は勉強がめちゃくちゃできます。

学歴主義の社会で生きてきて、成績重視の観念が根深く植え付けられ、

医師になれたことにプライドを持っている場合が多いです。

これがすべて悪いことだとは言いませんが、

社会的ステイタスとお金を得るために医者になったプライドの高い人が、患者さんに寄り添ってうつ病のカウンセリングをしてもらう事を望むのはかなり厳しいと思われます。

 

もちろん全員が全員とは言いませんし、かなり偏った話をしています。

何を伝えたいかというと、

精神科医に頼りすぎてもうつ病を治すのは厳しいということです。

 

少し冷たい態度で薬しか処方しない精神科医に対して、

「なんでもっと親身になって治療してくれないんだよ!!」

と思ってカウンセリングのようなことを望んでも、そうはなりません。

 

結局は自分自身で行動して、少しずつ前に進むしかないのです。

全部ひとりで完璧にやろうとするのはハードルが高いので無理をする必要はありません。

 

しかし薬に依存して、これで治るはずだと思いながら生活をしていると、

結局治らなくてどんどん苦しくなっていきます。

 

うつ病改善のヒントは自己肯定です。

自分を受け入れる事ができれば、ほとんど治ったようなもの。

そのために簡単な事で良いので新たなことを始めて達成感を得る事が大切です。

 

散歩したり、可愛い、綺麗、素敵、ありがとう、と言う言葉を意識的に使ってみたり、数ページ読書したり、必要な作業がある場合はゲーム感覚で時間を決めて終わらせてみたり、なんでも良いんです。

辛い辛いと言う考え方から抜け出せるような思考ができれば状況は良くなります。

少しずつ、本当に少しずつで良いので始めてみてください。

あなたのうつが少しでも良い方向に行くことを願っています。

 

では。

 

 

 

 

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