こんにちは。渡部です。
良く言われますよね。
「真面目な人がうつ病になる」
こういう風にも言われます。
「真面目で几帳面な人ほどうつ病になりやすい」
じゃあ逆に不真面目でいい加減な人はうつ病にならないでしょうか。
まあ当たっています。
早い話、バカはうつ病になりません。笑
失敗しても気にしないからです。
馬鹿にしてバカって言ってるわけではなくて、
良い感じにおおざっぱなんですね。
うつになる人はバカでも何でもないし、
能力がないわけでもない。
まずね、真面目って概念が非常にあいまいなんですよね。
「あの人はくそ真面目だから」
っていうと、真面目で、なおかつ融通が利かないという意味になる。
曖昧な言葉だから人を表しやすいんですよね。
人を真面目、不真面目で片づけることが出来る。
「不真面目だから、ダメなんだ」
とかね。
話を戻すと、真面目な人がうつになりやすいといわれる。
うつの人の中には、
「生真面目過ぎるからうつになった」とか
「もっと適当に生きよう」などという人が居ます。
では、どういった人がうつになりやすいのでしょうか。
うつ病になる人は、「うつになるような考え方」をしています。
考え方がうつになりやすいか、なりにくいかを決めるんです。
では、次からうつになりやすい考え方を解き明かしていきましょう。
簡単に説明すると、
うつになる人は、いやなこと、ネガティブな事ばかりに目が行きます。
自分に対しても他者に対してもです。
特に自分に対して欠点ばかりを見てしまうため、落ち込みます。
嫌な事ばかりが頭を占領して、
その結果うつ状態を引き起こすのです。
真面目な人がうつになりやすい、という話がでましたね。
非常にあいまいなので、もう少しかみ砕くとこうなります。
真面目ゆえにしっかりと自分がやるべきことをやらねばならない、と思っている。
真面目ゆえに仕事などを完璧にこなさなくてはならない、と思っている。
真面目ゆえに人に良く思われなくてはならない、と思っている。
どうですか。
真面目だからこそ、物事をしっかりとこなしていかなくてはならない、
という”義務感”があるんです。
また、自分なら出来るだろうと、自分に対しての期待値も高いんです。
だからこそミスや失敗をしたときに、必要以上に自分を責めてしまうんです。
自分を責めて自己否定をしてしまう。
「完璧にこなさなくてはならないのに自分の能力が無いから失敗してしまった。自分はダメだ。無能だ。」とね。
うつ病になりにくい人は、
「このミスは次につながるミスだ。次ちゃんとやれれば良いや」
とすぐに前を向くことが出来ます。
これってどちらも真面目な考え方ですよね。
だから、真面目な人はうつになりやすいってのは、
正解でもあり不正解でもあるってことです。
違いは、何かあったときに、
「前を見て進めるか、後ろを振り返って自分を責め続けるか」です。
ポジティブかネガティブかってことです。
じゃあ分かった。
「ポジティブな思考になればうつにはなりにくいなら、とにかくポジティブになろう。」
と頭で考えても、もともとネガティブな人は難しいですよね。
でも大丈夫。
意識的に訓練すればポジティブな考え方をできるようになります。
さくっとその方法を紹介しますね。
実践してみてください。
まず紙とペンを用意する。
右側に自分が思うネガティブなことを書いてみる。
次に左側にそれをポジティブに捉える文を書く。
つらい➡今成長している
うつになってしまいきつい➡うつになりやす今までの考えから脱却するチャンス
怒ってしまった➡自分が怒る原因が分かってよかった。次につなげられる。
散歩しようと思ってたのにできなかった➡義務感で散歩をしようとしていた。もう少しハードルを下げて気楽に捉えてまた次始めよう
人と関わるのが不安、イライラする➡今の人間関係を見直すべきだというサイン。見直すきっかけになりそうで良かった。
転んだ。膝擦りむいた。痛い。➡運動不足だったから外に出て散歩をした方が良いってサインだ。分かってよかった。膝擦りむいたのなんて中学ぶりくらいだ。懐かしくていいね。w
こんな感じです。
どんなにネガティブな事でも未来を想像して、
それに繋がるんだと考えればポジティブなことに変えられます。
ぜひ実践してみてください。
ポイントは、”こじつけでいいからとにかく書くこと”
完璧じゃなくていいんです。
バカバカしくて笑ってしまうような内容も大歓迎。
こうして少しずつ前向きな考え方になっていくように訓練してみてください。
真面目というワードから大分派生しましたが、今回はこんな感じです。
では。