こんにちは。
今でこそ転職をして新しい仕事と、休日の自分の趣味を楽しみながら生活することができていますが、1年前まではうつ病で苦しんでいました。
そんなうつ病の私を救ってくれたのはネットで見つけたうつ病の人が集まるコミュニティでした。
大学を卒業してからメディア系の仕事に就きましたが、残業が多く、徹夜の作業をすることが当たり前の毎日。
入社してから1年ほど経つと、何もかもがつらくなってしまいました。何も楽しくないし、憂鬱な気分が常に続いたんです。
「自分は価値のない人間で死んでもなにも問題ない」
そう考える時間がとにかく増えました。急に不安になって涙が流れてきたり、寝るときは次の日のことを考えると不安で眠れず、動悸がしたりと本当に辛い日々が続きました。
友人にそのことを訴えると病院に行くように勧められたので診断を受けてみるとうつ病と診断されました。
もともと活発な性格だったので自分がうつ病にかかったと思うとすごくショックでしたね。
家族などとも相談して私は仕事を休職することに。
うつと診断され薬を処方されたのですが、最初は効き目がありました。
しかし効果があったのは最初だけでしばらくすると効き目が無くなり、副作用の症状も目立つようになってきます。
辛い仕事から一時的に開放されたことで私の心は軽くなりましたが、同時に仕事をしていない自分を認めたくなくて苦しくなります。
「仕事もできない自分ってやっぱ価値ないのかな」
そんなことばかり考え、復職できるのかという将来の不安に悩む日々が続きましたね。本当につらかった。
かといってうつ病の知り合いが居るわけではないので、この気持ちを分かり合える人が居ないんです。友人も家族も声をかけてくれるんだけど、精神的に孤独な毎日が続きました。
「いつか治るかな、、、」と期待していたのですが、なかなか良くならず、薬もだんだん効かなくなっていったんです。医者の先生にそれを言うと薬の量を増やすというだけで具体的な解決策は提示してくれず、だんだんこのままでは一生治らないのではないかと不安になってネットで少しずつうつ病について調べ始めました。
そんな時に、うつ病の人の交流会があるということを知ったんです。
うつの人が集まって、お喋りしたり、ボードゲームで遊んだり、散歩したり、時にはBBQをしたりするらしい。その過程でうつにならない考えや達成感、共感を得ることで薬を使わずにうつ病を治していくといった感じのものでした。
少々胡散臭いなと感じましたが、うつ病について分かり合いたい気持ちが大きかったので私はその交流会に参加することに決めました。
実際に行ってみると、参加者の方は本当にうつ病の方でしたがすごく暖かい雰囲気だったんです。
会話を重ねていくと私と同じ症状を経験した方が沢山いました。それだけで私は安心感を得ましたね。苦しいのは自分だけじゃなかったって。
交流会に何度か参加するうちに、うつ病になりにくい考え方なども分かるようになったり、ネガティブな状態からポジティブな状態に変わっていく方法なども学んで、それを実践するうちに症状はどんどん良くなっていきました。
薬を少しずつ減らしていき、薬を飲まなくても安定するようになっていったんです。
このうつ病のコミュニティの皆さんと一緒に頑張れるというのも私の勇気になりました。
かなり症状が改善してきたころ復職を考えたのですが、前の職場に戻って同じ生活をするとまたうつ病になりそうだったので転職することに決めました。
うつのコミュニティと提携を結んでいる人材会社の紹介があったんです。
前よりもゆったり仕事をすることができています。
このコミュニティには本当にお世話になって、うつが治ったというだけでなく、単純にいろんな知識を得て勉強する機会がすごくあったので頭が良くなりましたね。
うつが治ってから第二の人生を歩み始めたような感じで、今後が楽しみです。