うつ病の音大生に薬やめさせたらうつ病が治った話。

こんにちは。

今回はうつ病になった音大生E君のうつ病治した話をしたいと思います。

結論から言うとE君は薬を飲むことを減らし、やめたことでうつ病が治りました。

 

では治るまでの経緯をお話ししますね。

 

音大生は実は結構病んでいる人が多いのです。

自分の夢を追いかけて音大に入るのはいいもののその後音楽で生きていくためには非常に狭き門をくぐり抜けなくてはなりません。

そのプレッシャーや、上手くいかないかもしれないという将来の不安から精神的に参ってしまう人が多いんですよね。

 

E君はその典型でした。

自分の実力が足りてないんじゃないかという不安と、将来音楽をやめた時にどうやって生きて行けば良いのかという不安など色々なものを抱えていました。

 

とにかく真面目だったんです。だから考えすぎちゃう。

精神科医にかかるとうつ病と診断され、休養するよう言われたうえ薬を処方されました。

 

そこからE君は引きこもりがちになってしまい、薬を飲むか家で寝るかのどちらかといった生活になったんです。

 

これは変な言い方をすれば、うつ病と診断された人あるあるです。

今までは外に出ていたのに、うつ病と診断されて薬を貰った途端に引きこもってしまうんです。

 

“うつ病の人らしい行動”を取ってしまうんです。

ですがこれで良くなることはないんです。何となく想像つくと思いますが。。。

むしろ寝てばかりいる自分を責め始めて自己嫌悪してしまいます。

 

このような状態になってしまったので、私はE君にこう言ったんです。

「俺が(楽器を)吹くときに、E君も吹く。練習もすると決めた時間にする。薬は基本的に飲まない。外に出る。お酒飲みに行くときも基本一緒にいく。」

 

ざっくりこんな感じです。

 

私のことをE君は信頼してくれていたので素直に実践してくれました。

 

まず1.2ヶ月引きこもっていたので家から出して、決めた曲を確実に練習していき、確実に前に進んでいくようにしました。

 

これと同じタイミングで薬を飲むことをやめさせました。

薬は不安感を無理矢理押し込めるためのものだからです。

うつ病にかかって最初の1週間、2週間なら良いかもしれませんが長期的に飲み続けると本当に治らなくなります。

E君にはそのことをそれとなく伝え、薬をやめてもらいました。

 

引きこもっていたE君は最初の方元気がありませんでしたが、だんだんと前と同じ態度と雰囲気に戻っていったんです。

 

「薬をやめてから身体が軽く感じるんだ。」

E君はこう言ってくれました。

 

そこから数ヶ月経つと、もう私のサポートは要らないくらいE君は回復しました。

 

今回E君が回復した要因としては、

薬をやめたこと、

私がそばにいることで孤独にならず済んだこと、

楽器を吹くことを通して、1曲ずつ確実に成長することで達成感を味わい自分に自信を持てたこと、

などが挙げられます。

 

薬をやめて、孤独にならずに、一歩踏み出して達成感を味わう。

これがちゃんと出来れば問題なくうつ病は治ります。

 

自分を含めてうつの人がいる場合はこれらを意識してみてください。

もし孤独で辛い人がいる場合、ある暖かいコミュニティもあるのでそこに行くと良いと思います。

 

今回の話を聞いてそんな人が1人でも増えれば嬉しいですね。

 

では。

 

 

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