うつは甘えじゃない。自分自身を受け入れる事ができれば大丈夫。

こんにちは。渡部です。

今回はうつの人がどういう状態になればもう大丈夫かという話をしたいと思います。

結論、自分自身を認めてあげられるようになればもう大丈夫です。

再発することもありません。

 

鬱になる人の中には、

「誰も自分を認めてくれない」

という意識があり、それにとらわれていることがあります。

 

逆に言えば、

上司や同僚、家族に認めてほしいと思っている人がいるんです。

 

それは甘えでもなんでもありません。人間として当然のことです。

うつは甘えだと言う人がいますが、本人が辛ければそれが事実です。

甘えかどうかなんてのは本人にとっては関係のない話なのです。

甘えだと言う人は解決策を提示してくれません。その言葉を聞いたときはそのまま言葉が地面にスルーっと抜けるイメージをしましょう。

真に受ける必要はありません、

 

少し話が逸れましたが、

相手には相手考え方があり、

こちらが思うようには認めてくれません。

 

ここで問題。

「認める」というワードが何度も出ていますが、

人が人を認めるというのはどういうことなのでしょうか。

 

答えは単純です。

「あるがままの存在を認める」

ということ。

 

ほかの記事でも紹介している弁護士のAさんのお話を少しします。

Aさんの母は非常に厳しく、

肩書き=その人の人格

くらい肩書きにとらわれる人でした。

学校の勉強ができるAさんは認めてくれましたが、

できないAさんは認めない、というのがAさんの母でした。

 

成績が良ければ褒めて認め、

成績が悪ければけなして認めない、

といういわば条件付きの愛だったのです。

そういう中で過ごしてきたAさんは

大人になり弁護士になっても、自分に自信を持つことができなかったそうです。

 

成績が悪くても、ほかの子ができることをできなくても、

一人の尊厳ある人間として、自分の大切な子どもとして認める。

親がそのような観念を持って接すると、

子どもは自然に自分は認められていると感じ、

自分で自分を認められるようになります。

 

しかし、認められていないと受け止め、

それが長い間習慣のように続くと自己否定の意識を生むのです。

 

自己否定が重なり、自分のことを好きではなくなり、

自分の存在価値を認めることができなくなってしまうんです。

 

自己否定がうつの第一歩となる原因です。

だからこそ、自分を認めてあげることさえできれば、

うつはほとんど治ったようなものです。

 

では何をすればいいか。

散歩、筋トレ、読書などです。

本当に本当に何でもいい。

何か目標を決めてやることです。

 

うつ病の人の悩みの中で不眠があります。

もし眠れないのであれば読書がいいでしょう。

眠れたらラッキーくらいに考えてください。

でも読書をしながら寝落ちしたら電気がつけっぱなしになってしまいます。

それならば電気を思い切ってタイマー付きのものにしましょう。

 

2時間後に切れるようにセットして、

あとは自分が興味のある本を読む。

本でハードルが高く感じるのであれば、漫画でも雑誌でもいいです。

寝る前に携帯などの光を浴びないことが眠るためには大事。

 

実はこれだけで3つも小さな目標達成をしています。

①寝る前に本を読むという習慣を始める

②寝られたらラッキーという前向きな考えの習慣を始める

③タイマー付きの電気を買って使う

 

これって眠れなかった時とか、何もできなかった時にくらべたら、

すごく大きな進歩だと思いませんか。

寝るために何か行動するという時点で、もう目標がいくつも達成されるんです。

 

これを自分自身でメモを取るなりして、自分を褒めてあげましょう。

口に出して褒めるといいですよ。

「読書を始めたり、前向きな思考をちょっとできた自分最高。大好き。素晴らしいよ。」

メモに書いて、声に出して、少し微笑んでみてください。

 

本心でそう思っていなくても大丈夫ですよ。

誰が何と言おうと前向きな達成です。

実はポジティブな内容のメモを取るってのも達成の一つなんですよね。

 

こう考えると、前向きになれるための材料ってごろごろ転がっています。

こういった積み重ねがうつには本当に効くんです。

 

少しずつでいいので、自分を認めてあげられるように行動していきましょう。

 

では。

精神科医は「心の専門家」なのか。

こんにちは。渡部です。

一般の人は精神科医のことを

「心の専門家」と思っているでしょう。

ですが、それは大いなる誤解。幻想とでもいいましょうか。

じゃあ専門家じゃなくてカウンセラーだ、というのも誤解。

 

うつ病は心の病気と言われるのに、精神科医が心の専門家じゃないなんておかしいじゃないかと思うかもしれませんね。

その通り。おかしいんです。

でも、現在の医療のシステムがそうなってしまっているからしょうがない。

 

現在では、病院にもよりますが、

「臨床心理士」がいます。

必要に応じて臨床心理士がカウンセリングを行いますが、

精神科の医師がカウンセリングを行うわけではありません。

 

一般的に、精神科医は、

患者から症状を聞き取り、

標準的な診断基準にあてはめ診断をして、

病気に応じて投薬をする、

という流れで業務を行っています。

 

臨床心理士と精神科医はこんな感じで分業になってるんです。

医師は、患者さんの症状を診断し、

仕事や家族関係について聞くことはします。

しかし、うつの原因となっている考え方や人間関係の問題には踏み込みません。

そこまでするのは仕事じゃないからです。

医師の仕事はあくまでも、

聞いて診断して投薬することです。患者を根本治療することではないということです。

 

ではなぜこうなってしまうのか。

それは現在の精神科においてそれをよしとしているからです。

 

精神科の病気は、症状によって診断します。

標準的な診断基準にあてはまれば「うつ病」や「統合失調症」などと診断するんです。

 

いっぽう、精神科では、

脳生理学に準拠しいて、

うつ病や統合失調症は、脳の機能不全によって起こると考えられています。

心の変化は脳の変化であるということです。

 

どういうことかザックリ説明すると、

まず脳には感情や感覚に関わる神経があります。

「興奮系の神経細胞」

「抑制系の神経細胞」

上の二つを

「調整する神経細胞」

などがあるんです。

 

これら3つの神経細胞のバランスによって、

心は様々な状態になって、感情が沸き上がるのです。

 

例えば、興奮系の神経細胞の場合。

(ノルアドレナリン、ドーパミン、アセチルコリン、グルタミン酸など。聞いたことあるやつもありますね。)

これらがバランスよく分泌されると

気分が良く、元気もやる気もあります。

逆に不足すると、

元気も覇気も失われ、気分が落ち込みます。

 

抑制系の神経細胞からは、ギャバなどの神経伝達物質が分泌されます。

これらが不足すると、興奮が収まらなかったり、痙攣をおこすこともあります。

 

調整系の神経細胞から分泌される神経伝達物質が「セロトニン」です。

セロトニンの働きは、元気を出す働き、興奮しすぎるとそれを抑える働きなどがあります。

「セロトニンの不足がうつをもたらす」と言われていますね。

 

これらの3つの神経細胞がバランスよく働いているときは、

心が安定するのですが、不足したりするとうつのような症状がでます。

 

うつ病の薬というのはこれら脳内物質の生理学にそって開発されたものです。

「薬によってこれらのバランスを良くすることでうつ病が良くなるはずだ」

という考えですね。

 

なるほど。理論的には正しい。

でもですね、大事なこと忘れてませんかって僕は思うんです。

 

「そもそもそういった症状が出る原因ってなんだよ」

って話です。

 

何かが起こるってことは必ずその原因があります。

うつ病にも原因があるんです。

人間関係だったり、本人の考え方だったり、過労だったり。

これらを改善しない限りは薬をいくら飲んだって変わりません。

薬飲んで一時的に回復したとしても、今の状況が変わらなければまた症状がすぐ再発します。意味が無いんです。。

薬を飲むだけで治るというのは儲けるための売り文句でしかありません。

 

必要なのは、自分の行動を少しずつ変えていくことなんです。

まず休む。休んでから自分に自信が持てるように行動しなくてはならない。

 

 

精神科医のお医者さんはそのお手伝いはしてくれません。

あくまでも投薬。

対症療法の専門家なんです。

だから「心の専門家」ではない。

 

精神科医に行くだけではうつ病は治りません。

もし現在通っているのだとしたら、そういった事実を頭に入れたうえで通ってください。

薬を飲んでいるのであれば、すぐに全部やめろとは言いません。

 

うつ病になりにくい考え方、前向きでポジティブな考え方になって、

自分を認めて自信を持てるようになってから薬を減らして止めれば十分です。

 

だからこそ、薬だけに頼るのではなく、

前向きにポジティブになれるような行動をとりましょう。

それらの方法はサイトの記事で紹介しているのでぜひ読んで実践してみてください。

 

うつ病は絶対に治るので、少しずつ行動していい方向に進んでいきましょう。

 

では。

 

 

 

 

うつ病の原因が分からない人へ。あなたの”義務感”がうつへと繋がっているかもしれません。

こんにちは。渡部です。

 

今回はうつになってしまう原因となる考え方とその改善方法について書いていきたいと思います。

 

結論から言うと、「〜しなければならない」という義務感があなたを苦しめている可能性が高いです。

苦しいとは思いますが、少し振り返って見てください。

 

どうでしょうか。

今までの人生で、「自分はこうあるべきだ」とか「こうでなくてはならない」という考え方に縛られたことはないでしょうか。

 

では一つずつお話していきます。

まず、うつの大きな要因として、

「人間関係によるストレス」

があります。

体力的な問題からくるうつもありますが、大部分をしめているのは人間関係でしょう。

 

職場や家庭をはじめ、人間の集団では、

必ず人間関係が存在します。

これがあるから楽しかったりめんどくさかったりするんです。

 

人間関係によるストレスの種は避けられないものです。

ただ、人によってその感じる程度が違うのです。

何が違いを生んでいるのでしょうか。

 

たとえば、主婦でうつになる人の場合。

多いのは、「義務感」で家事を行っている場合です。

「家事は主婦である自分がやる”べき”ものだ」

という義務感でやっているとしましょう。

 

最初は何とかなるでしょう。

でも生活に喜びや楽しみがないと、そのうち心が苦しくなります。

義務でやっていると、そこに楽しさを見つけることができないし、

実際楽しくないからです。

 

楽しかろうが楽しくなかろうがやることが「義務」というものです。

この世の中に「心から楽しいと思う義務」というものができたら良いんですけどね( i _ i )

 

楽しくない義務感とともに、

夫や家族に対して責任感も感じてしまいます。

 

だから普通に家事ができないと、

「主婦失格」の意識を持ってしまう。

さらにこういった場合、

夫もまた、「専業主婦は家事をきっちりこなして当たり前」

という意識になりやすくなるのです。

 

こういう関係性にある中で義務として主婦業を頑張り続けると、

やがて心が疲れてうつ状態を引き起こすのです。

家事をする気力無いんだけど、やらなくてはならない。

それでもできない自分に自己嫌悪。

といったパターンです。

これは主婦の例。

 

義務感から仕事を頑張りすぎてうつになってしまうサラリーマンも多いんです。

現在の仕事がハードでも、好きで楽しく続けられる人は、

まずうつ病にはなりません。

 

一方で、今の仕事が好きではないのに

「生活や家族のためにやらなければならない」

という義務感が最大の動機となって仕事を頑張っている人もいる。

 

「〇〇しなくてはならない」

「〇〇であらねばならない」

という義務感は、心を疲れさせます。

やがて苦しくなって、うつ状態を引き起こしかねません。

 

その仕事が好きな場合でも、うつ状態を引き起こすこともあります。

なぜなら仕事であれば、責任感や義務感が伴うから。

頑張りすぎてしまい、なおかつもっと頑張らなきゃ、と思い続けると

心はSOSを発したくなるでしょう。

 

義務感や責任感があるから、仕事で好成績をあげられる、

しかしそのいっぽうで、頑張りすぎると心を壊す。

現代はそのギリギリのラインにいる人が非常に多いです。

 

辛いとは思います。

でも少しで良いから「こうでなくてはならない」という義務感を少し減らす努力をしてみてください。

 

例えばどうするか。

「完璧にこなさなくてはならない」と思っているのであれば、

制限時間を設けて、「6割の完成度でいいからとにかく早くやってみよう」と思考を転換させるのです。ゲーム感覚で早くやるといいです。

縛られた思考から離れて、少し違う考えを持って日々の行動に取り組む事はうつ病にとても効果的です。

 

僕に人生を教えてくれた先生の言葉を紹介します。

「ちゃんとやる事は、早くやる事だ」

短い言葉ですが核心をついています。

 

最初から完璧を求める必要はないのです。

6割程度でいいから早くやってみる。

これをすると達成感を得ることができます。

ゲーム感覚で達成感を得ることができれば、うつ病で苦しむ人にとっては本当に大きな一歩です。

 

少しずつでいいので実践してみてください。

 

では。